様々な死

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死産  死産(しざん)は、胎児が子宮外での生活能力を獲得する時期に達してから、死んだ胎児が娩出される場合を示す。分娩直前あるいは分娩中において胎児が死亡した場合も死産に含まれる。  死産には、自然分娩で胎児が死亡していた自然死産と、人工的に分娩させたときに胎児が死亡していた人工死産がある。死産統計には、母体保護法による妊娠4か月から6か月までの人工妊娠中絶が、人工死産に含まれている。死産のおもな原因としては、胎児の疾病異常、胎盤や臍帯(さいたい)の異常、難産、妊娠中毒症などがあげられる。なお、妊婦の死亡後に死んだ胎児が娩出される現象は屍産(しさん)とよばれる。
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