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ショック死
ショック死(しょっくし)とは、ショックが急速に進行したことによる死である。
ショックとは、身体の組織循環が細胞の代謝要求を満たさない程度にまで低下することを特徴とする、重度かつ生命の危機を伴う病態である。血液は酸素や栄養素を全身に輸送しているが、血流低下によりそれが妨げられ、全身組織の機能不全を呈することになる。 症状は、顔面蒼白、全身の冷汗と体温低下に伴う全身性発汗、末梢静脈虚脱等。
急速な出血のため循環血液量が減少し、十分な血圧が保てなくなる「出血性ショック」、重度の火傷の際、毛細血管の浸透性が亢進して血漿が組織へ流出してしまい、細胞外液が致命的に不足する「熱傷性ショック」、細菌の全身感染症によって起こる「細菌性ショック」、ハチ毒・食物・薬物等が原因となりアレルギー反応が過剰に起こる「アナフィラキシーショック」などがある。
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