プロローグ

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「美砂、体調はどう?」 「まあまあかな」 「そう。欲しい物ない?」 「ない。寝る」 昨日、あたしは余命1年と宣告された。 お母さんは取り乱したように泣き、お父さんもお母さんを宥めながら泣いていた。 でもあたしは何となく気づいていた。 あたしの心臓は、あと364日後に止まる。
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