能力者の少年

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「で、なんですか。部長。」 俺は頭を掻きながら言う。 「うん。今日は町はずれにあるヤクザの逮捕をお願いしたいんだけど。」 町はずれのヤクザか。 よし。この依頼は……… 「パスで。」 俺は爽やかな笑顔と共に断る。 だってあそこは俺も知っているけど、とんでもなく屋敷がでかい。 つまり、すんげー面倒くさい訳ですよ。 しかも部長はそれでも諦めない。 「頼むよ~志蓮。皆いなくて君たちしかいな「パスだバカ」 「いや、バカって「パスつってんだよバカ」 「志蓮。大人にあまりバカ「バカにバカって言って何が悪いんだバカ。」 バカの大連発。 流石に部長も目に涙を溜めている。 ザマーみやが………ん?部長がさっきから何かブツブツ呟いている。
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