能力者の少年

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「ヒグッ、部下にバカって何回も言われたよ。僕ってそんなにバカなのかな?死んだ母さんにもそこまで言われた事はないよ。」 ヤバイ。落ち込みすぎて母さんレベルまできている。 「僕ってこの世に必要かな?必要じゃないよね?そうだね。よし、死「「待て待て待て待て!!」」 何処から取り出したロープを片手に自殺しに行く部長を俺と旭で止める。 必死の説得で数十分。 部長には依頼に行く事でなんとか止められた。 なんか腑に落ちない感じでヤクザの屋敷に向う。 「やっぱりでけーな。」 「そうだな~。」 俺たちの前には立派な日本邸があった。 そして門の両側にはいかにもイカついおっさん達がいた。 「どうする?あいつら倒すか?」 旭が聞いて来る。 「此処は『説得上手の志蓮さん』と言う称号を持つ俺に任せな。」 「お前にそんな称号を持っているって聞いたことないぞ。」 後ろから旭が何か言ってくるが気にしな~い気にしな~い。
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