鬼ごっこ

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「じゃあ、残りは誰も知らない天への階段が現れ、希望が開ける、だね」 「その通りだよ、夢。考えたんだけどさ、希望が開けるって、これってゴール……つまりあいつがいる場所への入り口が開けるって意味なんじゃないか?」 「でも、なんていうか、七不思議っぽくない話だよね、これって」 「そうだな……なんか繋がってるような感じもするし」 「繋がってる感じ?どういう意味だ、尾崎」 俺の問いに尾崎が自分の考えを言う。 「ほらあれだよ。あの世に通じてるっていう階段の話。あれって、なんか繋がりがあるように思えないか?」 「そうだね。あの世を天っていうのが似てる。ちょっと待てよ。という事は」 天とあの世。階段。希望。開く。 「そう言う事か。つまり、さっき行ってたあの階段にこそ、ゴールへの道があるんだ」
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