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送ってもらってる途中、姿雪くんが不意に立ち止まった。
「姿雪くん…?」
「琉乃…ファミレス行かない?俺、腹減っちゃった~」
姿雪くんは、アハハと笑いながら近くのファミレスを指差した。
「別にいいけど…1回、家に帰ってもいい?財布ないから…」
「今日は俺の奢り♪」
そう言うと、私の腕を引っ張った。
「ちょっ…いいの?」
「いいの♪」
ファミレスのドアを開けると、軽やかな鈴の音がなる。
「いらっしゃいませー♪2名様でよろしいですか?」
「はい」
店員「では、2名様ご案内~」
なんてテンションの高い店員なんだ…。
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