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帰宅してすぐ、泣き疲れて寝てしまい、朝起きると隣には歩希さんが気持ちよさそうに寝ていた。
今日は歩希さんの仕事が休み。
だから指輪を買いに行く約束をしている。
本当は早く買いに行きたいけど、普段忙しくて中々睡眠時間をとれない歩希さんを、そのまま起こさないことにした。
静かにベッドから出てリビングへ行くと、緑の塊がソファーに…。
……………え。
緑の塊の隣には大きなバックと手紙。
とりあえず塊に近寄ってみる。
そっと塊を覗くと、ただの恐竜のコスプレをした幼児だった。
「なーんだ、子供かぁ~」
安心したぁ~♪
「って………子供ぉぉぉぉぉぉ!?」
え、何……どうして!?
まさか……………
歩希さんの隠し子!?
頭が混乱していると、私の足元に手紙が落ちてきた。
「あ、手紙?」
勝手に読んでもいいものか迷ったが、結局読むことにした。
“歩希へ。
久しぶりだねぇ♪元気してた?
あ、もしかして奥さんと毎晩ラブラブ…♪なーんてね。
実は2人目の子供出来ちゃった☆
今入院してて、旦那も仕事だから黒夢のこと預かって♪
じゃ、後々旦那が迎えに行くと思うから、1週間くらい頼んだよ☆
お姉様より。”
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