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『だから、付き合っちゃう？って聞いてるの』
まさか、そんなこと言われるとは思ってもみなかった。
『は、はいっ…！』
思わず叫んだ私の言葉に、歩希さんは初めて笑顔を見せてくれた。
そして数年経った今、流れで結婚しました。
籍は入れてあるけど、まだ正式に結婚式は挙げていない。
歩希さんの仕事の事情もあるみたいだし。
眠い目を擦ってリビングへ行くと、テーブルには朝ごはんがあった。
｢わーい♪歩希さんのご飯だ～｣
普段なら私が作っているけど、たまに歩希さんも作ってくれる。
歩希さんの手料理は、私のなんかよりずーっと美味しい。
｢歩希さんの作るご飯、大好き！｣
くど過ぎなくて、さっぱりしてる。
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