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入学して一週間がたった。
今は昼休み。
「好きです。付き合って下さい。」
『ごめんなさい。』
裏庭に呼び出され、告白された。
『はぁぁ~』
『綾。ため息つかないの!幸せが逃げるぞ。』
『だってぇ。好きでもない人に告白され続けてるんだもん。みぃは朔がいるからイイケド…』
「みぃちゃんって本当に彼氏いるんだ。」
クラスで友達になった月ちゃん(るな)が言った。
『月ちゃん。みぃの彼氏はカッコイイんだよ。』
『綾が言っても説得力ない。…確かに朔矢はカッコイイけどね。』
「綾ちゃんは見たことあるの?」
『うん。私のお兄ちゃんなの。』
「いいなぁ。私も彼氏欲しい~」
月ちゃんの言葉にウンウンと頷いた。
キーンコーン カーンコーン
昼休み終了の鐘がなった。
『あっ。次体育じゃん。着替えよ。』
みぃの言葉でバタバタ体育に向かった。
あっ忘れもの。
『みぃ。月ちゃん。先に行ってて。教室に忘れ物しちゃった。』
『えっ!時間ないよ!大丈夫?』
『大丈夫!』
『そう?じゃあ先に行ってるね。』
『うん。』
みぃと月ちゃんに先に行ってもらい、私はバタバタ教室に戻った。
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