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『あっ!ヤバい事あった!』 妃那ねぇが叫んだ。 『そうだ!』 紅葉ねぇも言った。 『『どうした?』』 瑠榎にぃ達が聞いた。 『あ~。廃ビルにいる時…私達が白虎のトップってばれた。』 『は?何で解ったんだ?』 妃那ねぇの言葉に瑠榎にぃが聞いた。 『麗奈がいて、ばらされたの。』 紅葉ねぇが言った。 『麗奈?あいつ近くにいるのか?』 瑠依にぃが不機嫌そうに聞いていた。 …麗奈ってあの時のウザい奴だよね? 皆知ってる人? 『ねぇ魁?麗奈って人…知り合い?』 『…あぁ。元白虎のメンバーだ。』 『何で今は敵なの?』 『…裏切りだ。前潰したチームにうちの情報を流したんだ。』 魁と話していると朔が割り込んできた。 『それだけじゃない。あの女が白虎に入ったのは、俺達に近寄る為だったんだ。』 朔の言葉に颯が続けた。 『白虎に限らず連合の下っ端メンバーは不用意に俺達に近寄れない暗黙の了解がある。それを破って妃那ねぇ達がキレて辞めさせた。』 『『『ふぅん。』』』 みぃと月ちゃんと返事をした。 『綾。みぃ。月。学校でも気をつけなさいよ?』 紅葉ねぇの言葉に三人で返事をした。 『とりあえず、詳しい話しは明日だ。今日はおしまいだ。』 魁のその言葉で皆解散になった。
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