22/27
前へ
/372ページ
次へ
あきくんから離れると魁に抱きしめられた。 あきくん達と話していると、瑠榎にぃに呼ばれた。 『魁!こっち来いよ。飲もうぜ。』 『あぁ。』 魁に抱えられながら瑠榎にぃ達の方にきた。 しばらく皆で飲んでいたら、落ち込んでいたはずの裕くんがやってきた。 「綾~。みぃ~。あっちでお酌して♪」 …………… 『『…えぇ。やだ…。』』 みぃと声を揃えて答えた。 「妃那~。紅葉~。(泣)」 今度は妃那ねぇ達に言っていたが 『『裕士さん。渡さないよ。』』 瑠榎にぃと瑠依にぃが声を揃えて言っていた。 裕くんは泣きながら、あきくんの所に行った。 「兄貴~(泣)魁から綾取り上げて。兄貴が呼んだら綾は来る!」 …いやいや。あきくんに呼ばれたら行くけど…行きたくてもガッチリ魁に捕まれてるから行けないし…。 何て考えてると 「…しらねぇよ。自分で魁から奪って来い。」 「魁~!綾。離せ~。俺に渡せ~。」 『…嫌に決まってんだろ。』 「うがぁ~。綾渡せ~」 『「裕士。うるせぇ」』 魁とあきくんが二人で言った。 裕くんは懲りずに叫んでいたら、お父さんが言った。 『裕。うるせぇ。綾も好きな奴と居たいだろ。』 「でも…潤さぁん(泣)」 「裕。泣くなよ。俺何て可愛い魅弥が毎週朔矢に取られてんだぞ。」 泣きまねしだした裕くんに響くんが言った。 『響さん。俺のせいじゃない。魅弥が可愛いからいけないんだ。』 『さ…朔矢!?』 朔の言葉に魅弥が照れた。 『あぁ~。綾も魁にクワレる~。』 お父さんが楽しそうに言っていた。 『お父さん!?』 今度はお父さんが言った言葉に私が照れてしまった。
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3621人が本棚に入れています
本棚に追加