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しばらく話していると私は眠くなってきていた。 『沙綾?眠いか?』 『…うん。』 『じゃあ寝るか。』 魁は私を抱き上げてベットに向かった。 ポスっとベットに落とされ魁が隣に入ってきた。 …えっ!一緒に寝るの? ドキドキしながら魁に聞いてみた。 『か…魁!?』 『ん?』 『一緒に…寝るの?』 『…嫌か?』 『…いや…じゃないけど…』 『ならいい。それに沙綾に拒否権はないからな。』 恥ずかしくて顔を赤くしながら、布団に潜りこんだ。 お父さん達にからかわれた事が頭によぎりドキドキしていた。 『…沙綾。』 魁に優しく呼ばれ、目だけ布団から出して魁を見上げた。 チュッ いきなりキスされビックリした。 『クスクス。沙綾?顔赤い。さっき親父さん達に言われた事期待してんのか?』 笑いながら魁が言ってきた。 『ち…違うもん!』 真っ赤になりながら魁に言っていたら、いつの間にか魁が私の上にいた。 『か…魁…』 『クスクス。今日はしない。…少ししかな。』 魁はそう言いながらキスをしてきた。 チュッ…チュク…チュク… 『…ン…か…』 …チュク…チュク… キスが激しく、苦しくなって魁を呼んだけど、魁は少し唇を離してすぐにまた重ねてきた。 しばらく魁のキスに身を委ねていると 『…ゃ…ン…か…』 魁が首筋を舐めてきた。 ゾクゾクする感覚に堪えていると、いつの間にかパジャマのボタンが外されていた。 『…ぁっ…』 胸にチクっと甘い痛みが走り、魁が顔を上げた。 『今日はここまで。…寝るぞ。』 チュッと軽いキスを落とした。 魁に抱きしめられドキドキするものの、安心感からすぐに眠りに落ちていった…。
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