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   放課後 あの呼び出し事件以来、魁が教室まで迎えに来るようになっていた。 『沙綾。』 『はぁい』 魁とみぃ。月ちゃんと校門まで行くと、妃那ねぇ達が既に待っていた。 『綾。みぃ。月。行こう!』 妃那ねぇに言われ 『うん。魁行って来るね。』 『ああ。遅くなるなら迎えに行くから電話しろ。妃那、紅葉頼むな。』 『『はぃはぃ。任せて。』』 魁と別れ皆で駅前のデパートまできた。 『これカワイイ!』 『私、これ!』 『え~こっちもカワイイよ!』 皆一緒懸命水着を探していた。 …私はどうしよっかなぁ…。 悩んでいると妃那ねぇが寄ってきた。 『綾。これは?』 妃那ねぇが持ってきたのは、白にブルーの大きな花柄のビキニだった。 『え~。セクシー過ぎて似合わないよ。私はワンピースタイプがいいかなぁ…』 『何言ってんの!そんなイイ体型してんだからビキニじゃないともったいないよ!』 『そうよ。綾は可愛いんだからビキニに決定!!』 …体型良くないよ。それに…恥ずかしい…。 考えているとレジまで来ていた。 「ありがとうございました~。」 結局妃那ねぇが持ってきたビキニになり、一応皆決まったのでクレープを食べに行った。 『可愛いのあってよかったね。』 『多分泊まりで行くから、魁の事誘惑しないとね。』 妃那ねぇ、紅葉ねぇが言った。 『ゆ…誘惑なんて…』 顔を赤くしながら答えていた。 『『綾!カワイイ~』』 妃那ねぇ達に抱き着かれた時、ちょうど魁から近くにいるから迎えに来るってメールが入った。 メールを返信して、しばらく話していると、魁と瑠榎にぃ達がバイクで迎えに来てくれたので、皆で帰った。
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