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『『『海だぁ~。』』』 海が見えてから、しばらくして旅館みたいな大きいお城についた。 『魁?ここに泊まるの?』 『あぁ。』 話していると車が止まり、皆降りた。 『『『すごぉい…』』』 じっくり見てみてもお城にしか見えず、みぃ達と三人でポカーンとしていた。 『沙綾。行くぞ。』 魁に手を引かれ、中に入るとまたスゴかった。 「いらっしゃいませ皆様。魁様お久しぶりです。」 『ああ。』 玄関で待っていた男性に挨拶された。 『魁?』 『ここの管理をしている田中だ。』 「田中と申します。ご在宅中何なりとお申しつけ下さい。」 『あ…よろしくお願いします。』 とりあえず挨拶したら後ろから蓮の声が聞こえた。 「綾ちゃん。ここは魁の別荘なんだよ。」 『えっ!スゴぉい!!』  『…部屋は適当に使え。』 「じゃあ…部屋に荷物置いたら海に行こう!」 魁と蓮に言われ、皆がバラけて行ったから月ちゃん達と行こうとしたら魁に引き止められた。 『…お前は俺の部屋だ。』 『えっ!』 驚きと恥ずかしさに真っ赤になっていると魁に引っ張られた。 引っ張られながら、みぃ達の方を向くとみぃ達もそれぞれ手を引かれて歩いていた。 魁の部屋は黒を基調としたシックな部屋だった。 荷物を置いたら妃那ねぇからメールが入った。 妃那ねぇ達の部屋で着替えるとの事だった。 『魁。妃那ねぇ達の所で着替えてくるから先に玄関行ってて?』 『あぁ。』 魁の返事を聞き、妃那ねぇ達の部屋に向かった。 妃那ねぇ達の部屋も魁と同じ階にあったからすぐに着いた。
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