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妃那ねぇ達の部屋で着替えながら話しをしていた。 『皆見事に彼氏達に連れていかれたね。』 『夜、皆で話そうと思ってたのにぃ…』 月ちゃんとみぃの言葉に全員で頷いた。 『まぁ…仕方ないか…。ねぇ、今度お泊り会しようよ!』 妃那ねぇが思い立った様に行った言葉に皆で賛成した。 前買いに行った水着を着て、上から丈が長いパーカーを羽織った。 『綾。パーカー長くない?』 紅葉ねぇに言われたけど…丈が短いと恥ずかしいから… 『だって…短いと恥ずかしい…から…』 赤くなりながら答えた。 …皆スタイル良いからいいけど…私はそんなにスタイル良くないし… なんて考えながら、皆で玄関に向かった。 玄関にはすでに着替え終わった魁達が待っていた。 皆それぞれ彼氏の元に向かったから、私も魁に近寄って行った。 魁はハーフパンツに黒のパーカーを着ていた。 いつもと違う魁にドキドキしながら近寄ると 『行くか…』 手を差し延べられたから、魁の手に自分の手を重ねたらグイッと引っ張られた。 『わっ!!』 驚いていると魁に抱きしめられ耳元で囁かれた。 『…沙綾。可愛いよ。パーカー開けて水着見せて?』 『か…魁!』 恥ずかしくて、顔を真っ赤にしながら魁を見た。 『クスクス。どうした?顔赤くなってるぞ?』 楽しそうに笑う魁。 いつもよりイジワルな魁にドキドキしていた。 『魁…のせいだもん!恥ずかしいんだからね!』 『クスクス。とりあえず海行くぞ。皆行ったからな。』 笑いながら、二人で海まで歩いた。
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