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海に行くと下っ端くん達がパラソルを何個か立てていた。 魁に手を引かれたまま、瑠榎にぃ達の所に行った。 『綾!やっと来た。海行こう?』 みぃに言われ、女性陣だけで海に飛び込んだ。 しばらく浅瀬で遊んでいると、瑠榎にぃ達も来て皆で遊んだ。 魁が来てないのに気づき、私は魁を呼びに浜に上がって来た。 パラソルに近寄ると魁は寝転んでいたから、隣に座り声をかけた。 『魁?海入らないの?』 『ん?来て欲しいのか?』 『…うん。一緒に遊ぼ?』 そう言うと魁は起き上がり、私の手を引いて海に向かった。 瑠榎にぃ達は少し離れた所の砂浜でビーチバレーをして遊んでいた。 魁はいつの間にか浮輪を持っていて、私に被せると海にザバザバと入って行った。 しばらくすると私の足が着かない所まできていた。 『魁!これ以上行ったら私足着かない!!私パーカー着てるから上手く泳げないよ…。』 浮輪にしがみつきながら行った。 魁は前を向いていたけど、振り返りニヤッとして言った。 『あぁ。浮輪に捕まってろ。』 『ど…どこまで行くの?』 『もぅ少し向こうだな。』 魁は話しながら進んだ。 砂浜の方を見ると皆が小さく見えていた。 『…沙綾。』 砂浜の方を見ていると、魁に呼ばれたので振り返った。 『なに?』 チュッ 振り返るとキスされた。 『か…魁!皆に見られちゃう…』 『見えねぇよ…。それに…そんな可愛い格好してる沙綾が悪い。それに…水着見せて貰ってないからな…。』 そぅ言いながら、今度は深いキスをしてきた。 …チュッ…チュク…チュク… 『…ン…』 魁のキスに身を委ねていると、パーカーのジッパーが下ろされた。
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