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瑠榎Side
皆で花火をしているのを眺めている時、妃那に呼ばれた。
『瑠榎~。』
『どうした?』
妃那に近寄り聞いてみた。
『線香花火しよ?』
誰も居ない所に移動して二人で話しながら花火をした。
『綾がね。胸にキスマーク付けてたの。きっと魁が我慢出来なかったのね。』
楽しそうに笑う妃那。
『妃那の水着も可愛かったよ?お前も胸に付けて欲しいのか?』
イジワるく聞けば真っ赤になる。
『えっ!ちが…』
『クスクス。後でたっぷり付けてやる。』
妃那の肩を抱き寄せながら囁いた。
『そういえば…首にいっぱい付けたでしょ?』
『あぁ。』
『お風呂でみぃに見つかったわ。恥ずかしかったんだから…』
『いいじゃねぇか…。見せ付けてやれよ。』
『……首にいっぱいはダメっていつも言ってるのに…』
『あんな可愛い水着着てる妃那が悪い。ちゃんと誰の物か印付けとかないとな。』
赤くなって拗ねはじめた。
『クスクス。拗ねるなよ。』
『瑠榎…イジワル…』
『あ?今頃?それに…イジワルするのは妃那だけだ。』
赤くなりながら抱き着いて来る妃那 。
いつの間にか線香花火も終わったから、
『妃那?部屋行くぞ?』
『…もぅ?』
まだ海を見たそうな妃那。
『部屋からでも海は見えるだろ?昼間カワイイ妃那見せられて、我慢してたんだ。海見ながら抱いてやるよ…』
そう言いながら手を引いて立ち上がった。
『る…瑠榎!?皆…いるのに…』
妃那は恥ずかしそうに言って来る。
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