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瑠依Side
紅葉達が花火をしているのを眺めていると終わったのか、紅葉に呼ばれた。
『瑠依~』
『どうした?』
『あっち行こうよ!』
堤防の端の方を指さして言っていた。
『あぁ』
紅葉の手を引きながら、端まできて座った。
しばらく二人で話していると紅葉が急に叫びだした。
『あ~!おもいだした!!』
『紅葉?どぅした?』
『瑠依!首にキスマークいっぱい付けたでしょ!!』
『あぁ。やっと気づいたの?』
『お風呂で皆に見られて恥ずかしかったんだから…。いつの間に付けたの?』
『ん?沖に行ったとき。見せ付けてやれば良かったのに。』
『…無理。でも綾は胸にツイてたよ!』
『あ~。魁も我慢出来なかったか…』
『魁が付けるなんてね?』
『今までならなかったな…。紅葉も胸に付けて欲しいのか?』
『ふぇ?わ…私は良いよ!』
顔を赤くして、慌てて言う紅葉。
…慌てる紅葉カワイイなぁ。
『なに?俺に付けて欲しくないの?』
カワイイからイジメたくなる。
『えっ!ち…ちが…。付けて欲しくない訳じゃなくて…』
『クスクス。紅葉?どうして欲しい?』
『えっと…いっぱいは…いいかなぁって…』
『ふぅん。紅葉は俺のなのに印は嫌なんだ…』
イジケたように言う。
『やっ…ちが…。嫌なんじゃなくて…。恥ずかしい…の…。』
慌てる紅葉を抱き寄せキスをした。
チュッ
『紅葉?部屋行こうか。』
『えっ…。うん。』
『恥ずかしくなくなるぐらい、たっぷり印付けないとな』
立ち上がりながら言った。
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