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朔矢Side
花火が終わる頃、魅弥の側に行った。
『魅弥。終った?』
『うん。終っちゃったよ~。』
声をかければ抱き着きながら抱き着いて来るカワイイ魅弥。
『部屋戻るか?散歩するか?』
『散歩~!』
魅弥の手を引きながら、海辺を歩いた。
『朔矢。楽しいね♪』
嬉しそうにはしゃぎながら言ってきた。
『あぁ。良かったな。』
『うん。』
しばらく話しながら歩いた。
『お風呂でね、綾の胸のキスマーク見ちゃったの。』
『あ~。魁さん付けたんだ…。相当惚れてるな…。』
『…なんでわかるの?』
魅弥が不思議そうに言ってきた。
『ん?キスマークは自分の物って印だろ。魁さん今まで抱いた女に付けないので有名だからな。』
『それと惚れてるのと関係ある?』
『惚れてたら他の誰かに取られたくなくて付けるんだよ。俺が魅弥に付けるようにな。』
『そっかぁ。じゃあ…朔矢も私に惚れてるな?』
クスクス笑いながら言ってくる魅弥。
…俺をからかうなんて…馬鹿な奴
そう思いながら返事をした。
『あぁ。惚れてる。今日見たいにカワイイ水着着てたら、誰にも見せたくないぐらいにな。』
シラっと言えば顔が赤くなっていく魅弥。
『朔矢…』
照れて下を向いた魅弥の顎を持ち、上を向かせてキスをした。
『魅弥?部屋に帰ろう?』
『…うん』
…部屋に帰ってする事わかってないな…
照れながら、返事をする魅弥にニヤッと笑い、手を引き歩き出した。
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