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颯矢Side
花火をしている月をビールを飲みながら見ていた。
朔がみぃの所に行くのを見て俺も月の元に行った。
『月。』
『颯矢!線香花火しよ?』
呼べばカワイイ笑顔を見せる月。
…蓮さんの妹には見えないな。
そんな事を考えながら、並んで線香花火をした。
『あ~あ。終っちゃった。』
残念そうな月に
『またすれば良いよ。』
『うん。』
そう言う月の手を引きながら立ち上がる。
『散歩でもするか?』
『うん♪』
しばらく二人で歩きながら話した。
『そろそろ…部屋戻るか。』
『颯矢?本当に一緒に寝るの?』
『あぁ。嫌か?』
『嫌じゃないよ…ただ…』
『ただ何だよ?』
『…恥ずかしい…』
照れながら言うカワイイ月。
『クスクス。そんなに照れるなよ。初めてでもないのに…』
『なっ!初めてじゃなくても恥ずかしいものは恥ずかしいの!』
顔を赤く染めながら言ってきた。
『クスクス。期待してる?』
『なっ!!』
月の肩を抱き寄せ耳元で囁けばさらに照れる月。
『とりあえず部屋行くぞ。』
笑いながら部屋に歩き出した。
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