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夜になり走りの時間が近づいてきた。
倉庫の前にはたくさんのバイク。
みぃ達は朱雀、青龍の地点から出発して後で合流らしい。
今、宝龍の倉庫にいるのは、宝龍と白虎のみだった。
特効服に着替えた妃那ねぇ達と話していると、倉庫から着替えた魁が出てきた。
皆ばっと立ち上がり頭をさげ、車まで道を作っていた。
さっきまで話していた妃那ねぇ達も頭を下げていた。
…やっぱりカッコイイ…。
ぽ~と見てると魁に呼ばれた。
『沙綾。』
魁に肩を抱かれて車まで歩く。
車に乗り込むと、魁は手を窓の外にだした。
それを合図みたいに、皆がエンジンをかけ、しばらくしてからその手を振り降ろすとバイクが数台先に行き、その後を車が走り出した。
妃那ねぇ達のバイクが車に寄り添う様に走る。
しばらく走ると朱雀とかも合流して沢山の光に包まれた。
『うわぁ~』
凄くて目をキラキラさせながら見てると魁が話しかけてきた。
『沙綾。どうだ?』
『魁!スゴイね!皆楽しそぅ!妃那ねぇ達もカッコイイ!!』
興奮して言えば、魁は笑いながら
『あぁ』
と言って、頭を撫でてくれた。
しばらく走り、宝龍の倉庫に全員で帰ってきた。
皆が整列している中、魁が車から降りた。
魁に向かい、瑠榎にぃ達が
『朱雀!全員います。』
『青龍。全員います。』
『白虎。全員います。』
『玄武。全員います。』
それぞれ声を上げた。
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