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楽しかった夏休みも終わりに近づいてきた…。
いつも通り、たまり場で皆で宿題をしたりして、楽しい時間を過ごしていた。
『綾、みぃ、月!クレープ買いに行こう!!』
いきなり部屋に入ってきた妃那ねぇに言われた。
『『『行く!』』』
妃那ねぇ、紅葉ねぇ、みぃ、月ちゃんの五人で出かける事になった。
魁には“妃那ねぇ達から離れない事”と 言われた。
皆にいってきますを言ってクレープを食べに行った。
『『『おいしぃ~』』』
三人で叫べば、妃那ねぇ達に笑われた。
『『魁の許可が出て良かったね。』』
『うん!』
話しながら食べていたら声をかけられた。
「あれ?綾?」
「あっ。本当だ。みぃもいるじゃん」
…ん?だれ?
振り返って呼んだ人達を見た。
…う…そ。…なんで…ここに…。
固まっていると、みぃも振り返っていたのか少し震えた声で言った。
『…僚我(りょうが)…龍我(りゅうが)…な…なんで…ここに…』
「「久しぶりだな。綾。みぃ。」」
『綾?みぃ?知り合いなの?』
紅葉ねぇが不思議そうに聞いてきた。
「綺麗なお姉さん達。こんにちは。」
「俺達は中学の同級だ」
そう言いながら近づいてくる二人…
『『近づかないで!!』』
「クスクス。そんなに怯えんなよ」
「みぃはまだ朔と付き合ってんのか?」
そう言いながら、近づいてきた二人。
みぃと二人で震えながらも妃那ねぇ達との間に立つ。
『『僚我、龍我…三人には手を出させない…。』』
私とみぃは声を揃えて言った。
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