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妃那Side
皆でクレープを食べている時、綾とみぃを男の子が呼んだ。
ふと綾達を見ると呆然と男の子達を見ていた。
…なに?
不思議に思いながらも眺めていた。
紅葉が知り合いか聞けば、中学の同級だと言う。
でも…二人が微かに震えていたから、仲がイイ訳ではなさそう…。
近寄ってきた男の子達と私達の間に立つ綾とみぃ。
…やっぱり様子がおかしい…。
小声で話しているせいか…会話が聞こえないけど…綾達の腕を掴んでいた二人はいきなり綾達を殴った。
慌てて近寄ろうとしたら、みぃが叫んだ。
『来ちゃダメ!』
もしかして…この二人から守ってくれてる?
私と紅葉が皆を守らなきゃいけないのに…。
グッと我慢していると、隣で紅葉が電話していた。
たぶん魁と朔だろう。
…少し聞こえた会話は綾達を自分の女にするみたいな会話。
しばらくすると二人は離れて行った。
綾達は崩れ落ちる様に座り込み、私達が呼んでも反応しない…。
『妃那…魁達呼んだから…』
紅葉に言われ、返事をしながら呆然と綾達を見た。
『…うん』
ガタガタ震えながら涙を流す二人を見ていられなくて抱きしめたまま魁達が来るのを待った
…どうなってんの?
しばらくすると魁達が叫びながら来た。
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