28/48
前へ
/372ページ
次へ
外に出ると颯に抱きしめられてる月ちゃんがいた。 皆はそれを見て笑っていた。 「あぁ~。綾戻ってきたぁ!」 渚が叫んだから皆がこっちを見た。 「御堂さんだ…。」 「カッコイイ…」 皆がそんな感じで騒ぎ出した。 訳が解らずキョトンとしてると凪くんが来て説明してくれた。 「わりぃな魁。皆お前に憧れてるんだ。」 『あぁ。別にいい…』 魁は興味なさそうに言った。 私は皆に聞いてみた。 『皆?魁に憧れてるの?』 「当たり前だろ!」 「こんなカッコイイ人の下につきたかった」 「あっ!でも…瑠榎さん達の下もいいよな!?」 「そうだな!」 皆が騒ぎ出したら凪くんが叫んだ。 「待て待てお前ら!!俺の立場はどうなる!?」 その言葉に皆声を合わせて答えた。 「「「なんで凪さんの下についたんだろ?」」」 「おぉ~い…(泣)」 凪くんは泣きまねしてイジケた。 『…こいつら…本当に紅蓮か?』 『…みたいだよ?ってか…魁?紅蓮と夜桜って何?』 魁の声に答えながら聞いてみた。 「「「綾!?今頃?」」」 皆も声を揃えて言ってきた。 『えっ?だって知らないし…』 「「「は?宝龍にいるのに?」」」 皆不思議がっていた。 『あ~。お前ら。綾は知らないぞ?魁と付き合うまでそんな話ししてないしな。』 瑠榎にぃが言ってくれた。 「「「なるほど…」」」 クスクス笑いながら大河が言ってきた。 「綾?紅蓮はNO.2だ。」 『総長は誰?陽くん?大河?』 「綾~!?何で俺の名前がでない?俺が総長だし!!」 私が大河に聞いたのに、凪くんが答えた。 『…凪くんが!?…魁?紅蓮って大丈夫なの?』 『…一応な…』 「魁!?そこは大丈夫って言えよ!」 魁の言葉に凪くんが叫んだ。 「「「凪さん。叫ばないで下さいよ!」」」 皆に言われて落ち込む凪くん。 「お前ら…ひでぇ…」
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3624人が本棚に入れています
本棚に追加