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たまり場を出て、鬼神の拠点に着いた。
全員バイクから降り、戦闘体制に入る。
俺は先頭を歩き、少し後ろに瑠榎達がいる。
中に入ると、待ち構えてたみたいにうじゃうじゃ居た。
「これはこれは。宝龍の総長さん自ら来てくれるとはね」
2階の手摺りに座り話しかけてきた。
『『僚我。許さねぇ。』』
瑠榎達が低い声をだす。
「瑠榎さん、瑠依さん、お久しぶりです。かわいい彼女さん達はヤラれてませんでした?」
可笑しそうに笑いながら喋る僚我。
『『黙れ。ヤラれる訳ないだろ。そこで待ってろ…ぶん殴る!!』』
「あはは♪その前にここに辿りつけますかね?」
「僚我。俺達をナメすぎだ。」
大河が言った。
「なんだ。大河達居たのか?相変わらず仲間意識は強いんだな。俺もその一人だと思うけど?」
「はっ。ふざけんな!俺達は仲間を傷つけねぇよ。お前らは仲間なんかじゃねぇ。」
「あはは♪綾は俺の物なんだよ。自分の物をどう扱おうがいいだろ?」
『沙綾はお前のじゃねぇ…。お前の所まで行ってやるよ』
俺が呟いたのを合図に俺達は殴りかかって行った。
鬼神のメンバーは手に武器を持っていたが、俺達は素手で勝負していた。
宝龍達はどんどん敵を倒していく。
『『邪魔だぁ』』
瑠榎達はどんどん先に進んでいく。
俺も倒しながら先に進む。
どこから湧いて来るのか、なかなか減らなくてイライラしだした時、大河達が近くに来て言った。
「魁さん、瑠榎さん、瑠依さん、道を作ります。先に行って下さい。ここは俺達だけで充分です。」
『わかった。』
そう言うと、大河達は階段までの道を作った。
そこを俺達は駆け上がって僚我の元にきた。
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