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『『綾!!何で出てきたの!?』』 妃那ねぇ達が言うけど今は魁を探す…。 『姉様方。魁は…どこ?』 「なんなのぉ?そんなに魁さんがいいならぁ私が連れて行ってあげるのにぃ…」 麗奈の声に妃那ねぇ達が低い声を出した。 『『誰が行かせるか…』 「でもぉ~その子行きたそうだしぃ~…僚我に連れて来いって言われてるからぁ…無理にでも来てもらうけどぉ」 その言葉に周りにいた麗奈の仲間達が動きだした。 『『させない!』』 妃那ねぇ達は私を守る様に敵を殴り飛ばした。 妃那ねぇ達は必死に私を守ってくれていた。 私も向かって来る敵に、暴れだす。 麗奈の前に辿り着くと、麗奈を殴った。 『…これ以上…姉様達に手を出させません。引きなさい!』 「何するのぉ~!」 麗奈は殴りかかって来たけどそれを避け蹴り上げた。 「…かはっ」 『あら?当たってしまいました?引きなさいって言ったのにわからない方ですね?魁は自分で見つけますわ。さっさと消えて下さい。』 そう言うとナイフを出して切りかかってきた。 『綾!』 その声と同時に横から飛ばされた。 不思議に思い飛ばした人をみると妃那ねぇだった。 『っ!妃那姉様!!』 妃那ねぇは腕を刺されていた。 『妃那!』 紅葉ねぇが走ってきて、麗奈を殴った。 『姉様!?なんで…』 泣きながら、妃那ねぇに聞いた。 『綾?大丈夫?』 妃那ねぇの声に頷いた。 『綾。私は大丈夫よ?腕を刺されただけだもの。』 『でも…』 話していると、麗奈の声が聞こえた。 「やぁだぁ。失敗しちゃったぁ。次は上手くやらなきゃ。」 そう言いながらこっちに向かってきた。 妃那ねぇを守るように前に立つと、私の目の前には紅葉ねぇがいた。 『麗奈。宝龍の姫とうちの総長にはもう手だしさせない。』 紅葉ねぇはそう言いながら、ナイフを手の平で掴み、麗奈を殴り飛ばした。 麗奈は気を失い、白虎のメンバーに取り抑えられた。 『紅葉姉様!』 私は声をかけた。 『大丈夫よ。妃那の止血をしましょう。』 『紅葉もね。』 二人が話しているのを聞きながら謝る。
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