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皆で騒いでると時間が過ぎるのも早く、もう夜遅くなっていた。
外では寒くなってきて、皆で倉庫に戻った。
倉庫の中には、どこから持って来たのか、絨毯みたいなのが敷き詰められて、酔って寝た人から雑魚寝状態になっていた。
起きているのは、いつものメンバーだった。
凪くん達も寝ちゃって転がっていた。
『沙綾?部屋行くぞ。』
魁に手を引かれ、いつもの部屋に向かった。
皆でしばらく話していると、私は眠くなってきていた。
『沙綾?眠いか?』
魁に聞かれコクンと頷いた。
『…寝るか。瑠榎達も適当に部屋使え。』
『あぁ。わかった』
魁の声に皆バラバラに散らばって行った。
ベットがある部屋に入ると魁に抱きしめられた。
『沙綾…。危ない事しなかったか?』
『うん…。部屋の外には出ちゃったけど…』
話していると、魁が居なくなってた事を思いだし、目に涙が貯まっていた。
『全く…頼むから危ない事するな。』
『だって…魁…私を置いてった…』
『危ないから連れて行かないって言っただろ?』
『でも…一緒に居たかったの!起きたら魁居ないし…怖かったんだから!朔達みたいに…入院とか…ヤダッたんだもん…』
泣きながら言った。
『沙綾。悪かった。でも危ないとこに連れて行きたくなかったんだよ。ほら泣くな。』
『だって…魁…怪我してた…』
『かすり傷だって言ったろ?オレは大丈夫だから泣くなよ。』
そう言われても涙は止まらなかった。
体がフワっと浮きベットに落とされた。
『か…い?』
魁が上に居たからビックリして魁を呼んだ。
『外に出たお仕置きしなきゃな…』
そう言いながらキスしてきた。
『…ン…か…い…』
魁が首筋に顔を埋め、吸い付いて来る。
『やっ…皆…いるのに…』
そう言えば笑いながら魁が答えた。
『クスクス。お仕置きだからな。沙綾?声出したら聞かれるぞ?声出すなよ?』
そう言いながら、私の身体を焦らした。
『…ン…か…い…アン…も…』
『クスクス。限界か…。声出すなよ?』
そう言いながら、魁は優しく抱いてくれた…。
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