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「じゃあ…大佑、由季、直哉、卓磨の中から二人な。お前らで決めろ!」 諒くんの言った事に文句を言う四人…。 「なんで俺達!?」 「諒さん。ひどいっすよ…」 「…走りたくねぇ…」 「…職権乱用だ…」 「だからぁ…うるせぇよ。ちなみに女子は綾とみぃな。お前ら姫だけ走らせるとかしないよな?」 ニヤッと笑いながら言う諒くん。 『『は?諒くん、なんで私達?』』 みぃと二人で驚いた。 「お前ら、足早いだろ。いいじゃねぇか…。ってか走れ。その方が早く決まる。」 …諒くん…ひどい… 仕方ないので、みぃと二人で頷いた。 「「「綾…みぃ…断れよ…。」」」 四人に少し落ち込み気味に言われた。 『『無理…。断っても当日走らされる…。それなら決まってた方がいい…。』』 みぃと二人で言った…。 その時、直哉が思い着いたように言った。 「俺、るー出ないなら走らなくて良くねぇ?綾とみぃは宝龍と青龍いるし…。」 …確かに…月ちゃん出ないなら朱雀関係ないね。 「俺走るの決定!?」 卓磨の言葉に他の三人が頷いた。 「俺らどうするよ…」 大佑が由季に聞いていた。 「じゃんけん…するか…」 「だな。恨みっこなしな。」 大佑と由季はじゃんけんして由季が走る事になった。 「決まったな。男子は由季と卓磨。女子は綾とみぃだ。」 諒くんの言葉に渋々頷いた。 「じゃあ今日は終わり。気をつけて帰れよ~。」 諒くんはそう言うとさっさと出て行った。 帰り支度をしていると、大佑に呼ばれた。 「綾。みぃ。るー。」 『なに~。』 「お前ら…何で諒さん止めないんだよ…。」 由季に言われた。 『だって…あの諒くんの顔…断ったらなんか企んでたんだもん…』 私が答えると四人でため息つかれた。 「「はぁ…仕方ないな…」」 由季と卓磨は呟いた。 『『『あはは♪頑張ってね。』』』 みぃと月ちゃんと笑いながら言った。 その時魁が迎えに来た。 『沙綾。』 私が返事をする前に大佑達が挨拶した。 「「「「魁さんお疲れ様です!」」」」 『ああ。』 『…魁。帰ろ?じゃあね皆~』 そう言うとみぃ達と帰った。
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