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倉庫の中に入ると、中にいた人達から声が上がった。 「宝龍の御堂さんだ…」 「カッコイイ…」 そんな中笑い声と私を呼ぶ声が聞こえた。 「あはは♪凪さんまた大河に引きずられてるよ!」 「綾~。魁さん~。」 唯達だった。 …凪くん…いつもなのか… 「おい!お前ら何で宝龍の姫知ってんだよ!!」 誰かが言った声に皆が答えた。 「「「同じクラスだったから」」」 「ずりぃ!紹介しろよ!」 そんな声を聞きながら部屋に入れば、陽くん、隼人、朔、朔に抱きしめられてる、みぃに颯、月ちゃんがいた。 「適当に座って下さい。」 大河はそう言いながら、凪くんをポイっと奥のソファーに投げた。 「大河~!総長は丁寧に扱え~!」 凪くんが叫んだら魁が呟いた。 『お前には無理だろ…大河と総長交代しろよ…』 「魁~!?ボソッと呟くなぁ~!(泣)」 凪くんは泣きまねしながら言った。 「さて…凪はほっといて話し始めるな?」 陽くんが言ったら凪くんはイジケだした。 「…陽まで…(泣)」 チラッと凪くんを見た魁は陽くんに視線を移し頷いた。 「宝龍もクリスマス暴走すんだろ?」 『ああ』 「そん時さぁ…一緒に走らねぇ?」 『…は?何でだ?』 「いやぁ…うちの連中がこの前お前らとバーベキューしたのを羨ましがってな?またやってくれなきゃ宝龍に行くって聞かねぇのよ…」 『なるほど…。うちはいいぞ。走った後にでも宴会すりゃいいんだろ?』 「わりぃな。助かるよ。」 『鬼神の時は助かったからな。礼ぐらいさせろ。』 魁と陽くんは淡々と話していた。 『魁?皆のとこ行ってきていい?』 魁の服を引っ張りながら聞いてみた。 『あぁ。後で迎えに行く。』 『うん!みぃ、月ちゃん行こ!』 そして三人で皆の所に行った。
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