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紅蓮の倉庫を後にして、皆で私の家に帰ってきた。 家には相変わらず、諒くん達がいた。 『『ただいま』』 皆で言うと沢山のお帰りが聞こえリビングに入った。 『おぅ。お前らお帰り。今日は早いな。』 お父さんに言われ、魁が挨拶していた。 『はい。潤さんお邪魔します。』 『ああ。魁泊まるだろ?飲もうぜ。』 『はい。いただきます。』 …お父さん…高校生にお酒進めるなよ…。 そう思っていたら、瑠榎にぃ達も飲んでた。 『あれ?瑠榎にぃ達帰ってたんだ?』 私が聞くと瑠依にぃが答えた。 『ああ。諒さんに呼び出された…。』 諒くん?何で? 考えてると諒くんが魁に話しかけてた。 「おい。魁!お前体育祭、クラス対抗出るだろ?」 『あ~。はい。蓮に嵌められて出ますね…』 「あはは♪よし。これで青組の優勝は決まったな!」 嬉しそうに笑う諒くん。 『魁も出るの?』 『あぁ。沙綾もか?』 聞かれて頷いた。 『諒くんの強制…。うちのクラスは後みぃと由季と卓磨だよ。』 『チームの奴らか…。』 そんな話しをしていると諒くんが言った。 「フフフ…青のクラス対抗は全員宝龍関係者だ!」 『『…は?』』 「この体育祭には臨時ボーナスがかかってんだ。負ける訳にはいかないのさ。」 『…俺達…諒さんに利用されたな…』 呆れながら言う魁に頷いた。 『綾。みぃ。魁。皆で見に行くからな。頑張れよ!』 お父さんに言われ三人で頷いた。
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