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時間の流れは早く…今日は体育祭当日。 『綾!起きろ。体育祭遅れるぞ。』 『はぁい…』 瑠榎にぃに叩き起こされた。 着替えてリビングに行くと皆いた。 『おはよう』 挨拶すると、皆がおはようと返す。 『綾、魁迎えに来るんだろ?時間大丈夫か?』 『え…ヤバ!』 瑠依にぃに言われ時計を見ると、迎えの時間が迫っていた。 急いで朝ご飯を食べ、髪をセットしていると携帯に魁から着いたメールが届いた。 『いってきまぁす』 『おぅ。後で行くな!』 「「「綾!いってらっしゃい。後でな~」」」 …本当に皆くるんだ…。 そんな事を考えながら外に出ると、魁が待ってた。 『魁!おはよ』 『ああ。行くぞ。』 魁のバイクに乗り、学校に行った。 学校に着いて、駐輪場にバイクを止めると魁は人気がない所に私を引っ張って行った。 『魁?』 ある程度来るとギュッと抱きしめられた。 『どうしたの?』 聞くと魁は抱きしめたまま耳元で囁いた。 『いつもと違う髪型かわいいな。』 そう言いながらチュッとキスしてきた。 言われキスされた私は真っ赤になっていた。 『か…魁!誰か来ちゃう…』 『こねぇよ。こんな可愛い沙綾…誰にも見せたくないな…』 『~!か…』 私が喋ろうとした声を魁の唇が塞いだ。 …チュ…チュク…チュク…チュ… 『…ん…か…い』 いつの間にか深いキスになっていて、魁にしがみついた。 唇が離れたと思ったら首筋にチクっと痛みが走った。 『…ハァ…ハァ…もう…』 抱きしめられながら息を整える。 『クスッ。感じた?』 『なっ!ちが…』 笑いながら耳元で囁く魁に真っ赤になりながら反抗した。 『クスクス。ほら教室行くぞ 。』 真っ赤になりながら、魁と教室に向かった。
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