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『『綾。おはよ~』』 魁と教室前でわかれ、教室に入るとみぃと月ちゃんがいた。 『おはよ。みぃ、月ちゃん。』 挨拶してると、諒くんが入ってきた。 「お前ら外行くぞ~。」 そんな声に皆外に行く。 みぃ達と三人で歩いてると、みぃが言った。 『ねぇ綾?首にキスマークついてるよ』 『えっ!うそ!?』 みぃの言葉に驚いていると、月ちゃんも言った。 『あっ!本当だ!!いつ付けられたの?昨日なかったよね?』 …たぶん…さっきだ… 赤くなりながら答えた。 『…秘密…』 『『教えなさいよ~』』 そう言う二人を見て見ると二人にもついていた。 『みぃ、月ちゃんも首にツイてるよ…』 『『えっ!』』 今度は二人が赤くなった。 『ねぇ…Tシャツに隠れないかな?』 『無理っぽい…』 『絶対…わざとだよね…。』 三人でため息をついて… 『『『…仕方ない…カットバン貼ろう…。』』』 教室に急いでカットバンを取りに行き、三人で貼り合った。 開会式も終わり、皆で青組のテントにきた。 魁達がいるせいか一つのテントは宝龍関係者が集まってた。 「月!みぃちゃん。綾ちゃん。こっちおいで。」 蓮に呼ばれ、魁達の方に行く。 魁はブルーシートに寝転がっていた。 『魁!』 魁を起こしてキスマークの事を怒る。 『ん?どうした?』 魁は起き上がり私の頭を撫でながら聞いてきた。 …いつもと違う魁の姿にドキドキしながら大きい声では言えないから小声で問い詰める。 『何で首にキスマークつけるの?見つかったら恥ずかしいでしょ!!』 そう言うと魁は私を引っ張り抱きしめた。 『か…魁!恥ずかしい…』 『クスクス。俺のって印。沙綾が可愛いから取られないようにな。』 耳元で言われ真っ赤になった。 すぐに離されさらに言われた。 『…だから…隠すなよ。』 カットバンをピリッと剥がされた。 …クソウ隠せない 魁にカットバンを剥がされたのでもう諦めた。
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