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お昼は宝龍の皆でご飯を食べて、しばらくすると魁は急に立ち上がった。
『魁?どこ行くの?』
『潤さん来てんだろ?挨拶行くぞ?』
『うん。』
魁に手を引かれながら、騒がしいお父さん達の所に行った。
お父さんの所に行くと、みぃと月ちゃんも居た。
『綾、魁。来たか。』
お父さんの声にペコッと魁は頭を下げた。
「綾。借り物競争楽しかったろ?」
諒くんにニヤニヤしながら言われた。
『楽しかったって言うか…』
『『『恥ずかしかった。』』』
みぃ、月ちゃんと声を揃えて言ったら、皆大爆笑だった。
「あはは♪これでお前達に手を出す男達も居なくなるな!」
諒くんは笑いながら言った…。
そんな事を話していると放送が入った。
“生徒の皆さんはテントに戻って下さい!”
『あっ…行かなきゃ…』
私が言うとみぃと月ちゃんも立ち上った。
皆でテントに戻ろうとしていると朔達もついて来た。
『…何で朔達までついて来るの?』
魁に手を引かれながら、聞いてみた。
『ん?魅弥と居たいから。』
『いいですよね?魁さん。』
朔達は魁に聞いた。
『あぁ。俺達のテントにいれば二人ぐらい隠せるしな。』
…はぁ。なら同じ高校にすれば良かったのに…。
そう思いながらテントに戻った。
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