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『諒さん。誰もクラスのなんか出ませんよ。打ち上げは倉庫でします。』
「は?クラスじゃないの?」
諒くんはキョトンとして聞いていた。
「綾?魁と諒は何の話ししてんだ?」
響くんに聞かれ、さっきのやり取りを簡単に話したら笑い出した。
「あははは♪諒バカだなぁ。こいつらがクラスの打ち上げなんか行くかよ!普通に考えてチームだろ!!」
その言葉に皆笑い出し、諒くんは悔しそうに叫んだ。
「くそっ!魁。嵌めたな!?」
『嵌めてませんよ?ただ…チームのって言わなかっただけです。』
魁と諒くんが話していると笑いながら響くんが言った。
「おい諒。出してやれよ!騙されたお前が悪い。後輩に嘘ついたら先代の示しがつかねぇからな。」
「響さ~ん(泣)」
泣きまねしながら、諒くんは響くんに泣きついた。
『じゃ、倉庫にいますので豪華な差し入れ待ってますね…?』
魁は私の手を引きながら行こうとしたから、慌てて諒くんに言った。
『諒くん。私ケンタッキー食べたいからよろしくね。』
「…綾まで…」
「「「あははは♪諒の負けだな。持っててやれよ!」」」
皆に言われていた。
倉庫に帰るとすでに少し準備してあった。
桜欄の生徒以外人達が準備してくれてたみたい。
その後、諒くんからの差し入れも届き、皆で遅くまで騒いだ。
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