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『魁?』
訳がわからず、魁に聞いた。
『お前の場所はここだ。』
『…他のソファーも空いてるのに?』
そう言うと魁は手を私の頬に置きながら言った。
『いつでも俺の隣にいろ…。』
真剣な顔して言われたので、何も反抗出来ずに頷いた。
私が頷いたのを確認した魁は微笑みながら、キスをしてきた。
『ん!魁…皆…来ちゃう…』
はずかしくなり、真っ赤になりながら魁に言った。
そう言うと、魁は私を抱き上げ奥の部屋に入った。
ポトンとベットに落とされ、魁が上にいた。
『か…魁!?』
『クスクス。沙綾。抱いていい?』
『えっ?…えっと…』
恥ずかしくて、何も言えないでいた。
『クスクス。嘘だよ。いつあいつらが来るか、分からないからな。期待した?』
『なっ!してない!!』
魁は笑いながら私の上からどいて、隣に転がり私を抱きしめた。
『そうだ…。沙綾?24、25日開けとけよ?』
『ん?うん…』
魁に抱きしめられているといきなり言われた。
少しウトウトしながら頷けば、魁は頭を撫でてくれながら言った。
『沙綾?眠いか?』
もう目が開けれなくて、魁にギュッと抱き着いてコクンと頷いた。
『少し寝ろ。皆来たら起こすから。』
そう言われたので、素直に意識を眠りに落とした。
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