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『とりあえず警戒するに越した事はない。まだ動きはないがな。』
「だな。いつでも動ける様にしとけ。」
蓮の言葉に
『『『はぃ。』』』
俺達は答えた。
「所でさ…綾ちゃんって朔矢達の妹だろ?なんで朔矢達と同い年なんだ?」
蓮が不思議そうに聞いてきた。
『『『『三つ子だから。』』』』
四人で普通に答えた。
「は?お前ら双子じゃないの?」
『違う。三つ子だ。綾は女で髪が長いから似てないように見えるが、寝てるときは皆同じ顔してるぞ。』
瑠依が答えた。
『綾は狙われないように、朔達に双子だと言わせてたんだ。』
「なるほど。」
『『綾はかわいいからな。』』
朔と颯が言っていた。
「ってか颯矢!いつ月と知り合ったんだよ!?」
『えっ?最初にナンパされてた時に綾達迎えに行ったらいたんですよ!』
「えっ?あの時から月いたの?」
『そうですよ。帰りに送ったの俺ですもん。』
「なるほど…。…俺の月についに彼氏が出来た…。」
…蓮。聞いときながら落ち込むなよ…。
『蓮さん。月は俺のですよ?』
「うが~。いいじゃねぇか。兄貴を大切にしろよ!」
『『『…シスコン』』』
「お前らに言われたくねぇ」
…なんか…遊びだしたな。
あっちでは、妃那が綾に抱き着いてるし…。何話してんだ?
『ところで、魁?お前…綾に惚れてるだろ?付き合うのか?』
俺の言葉に大和と陸がビックリしてる。
『…うるせぇ。』
…クールな魁は何も言わないか…。
『早く告らないとアイツは鈍いから気づかないぞ?』
瑠依が言っていた。
『付き合っても、その後も大変だから早く捕まえた方がいいですよ?』
…朔。確かにな。
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