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「何で大変なんだ?」
朔が言った大変の言葉に皆不思議そうにしていた。
『『親父とその仲間達が大騒ぎするから。』』
瑠依と颯矢が答えた。
『綾と魅弥は皆に本当の娘みたいに思われてますから。俺も最初大変でしたね。』
朔の言葉は重みがある。
…経験者は語る…か。
『あれは魅弥と付き合ったのを黙ってたお前も悪い。魅弥も俺達には可愛い妹だからな。』
瑠依が朔に言っていた。
…魁を見てみると一応話しは聞いてるみたいだな。
「具体的にどう大変なんだ?」
蓮が興味津々に聞いてきた。
…こいつ…面白がってる。
『まず…相手の経歴を調べられて、親父達の前に出される』
『で俺たちは相手連れて来るまで、家立入禁止。飯も抜き。』
…あ~。あの時はビビった。皆が集まってる時に魅弥が彼氏出来たとか言うから、大騒ぎだったもんな。
朔が名乗り出たからさっきの話は実行されなかったが、知らない奴なら俺達も巻き混まれてたな。
「「「なんか…スゴイな…」」」
蓮。大和。陸。が驚いてる。
普通なら考えられないからな。
『『親父達にも大切な姫だからな。』』
そんな話しをしているうちに8時になろうかしていた。
『瑠依。朔。綾とみぃ連れてそろそろ帰るぞ。』
『颯は月ちゃん送ってから帰って来い。』
俺の言葉に瑠依が続けた。
『瑠榎。瑠依。少し沙綾借りるぞ。帰りは送る。』
魁が言ってきた。
…さっきの話を聞いて動くのか。
『あぁ。あんま遅くさせんなよ。』
魁と話ながら女達の方に言った。
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