18/18

3618人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
「何で大変なんだ?」 朔が言った大変の言葉に皆不思議そうにしていた。 『『親父とその仲間達が大騒ぎするから。』』 瑠依と颯矢が答えた。 『綾と魅弥は皆に本当の娘みたいに思われてますから。俺も最初大変でしたね。』 朔の言葉は重みがある。 …経験者は語る…か。 『あれは魅弥と付き合ったのを黙ってたお前も悪い。魅弥も俺達には可愛い妹だからな。』 瑠依が朔に言っていた。 …魁を見てみると一応話しは聞いてるみたいだな。 「具体的にどう大変なんだ?」 蓮が興味津々に聞いてきた。 …こいつ…面白がってる。 『まず…相手の経歴を調べられて、親父達の前に出される』 『で俺たちは相手連れて来るまで、家立入禁止。飯も抜き。』 …あ~。あの時はビビった。皆が集まってる時に魅弥が彼氏出来たとか言うから、大騒ぎだったもんな。 朔が名乗り出たからさっきの話は実行されなかったが、知らない奴なら俺達も巻き混まれてたな。 「「「なんか…スゴイな…」」」 蓮。大和。陸。が驚いてる。 普通なら考えられないからな。 『『親父達にも大切な姫だからな。』』 そんな話しをしているうちに8時になろうかしていた。 『瑠依。朔。綾とみぃ連れてそろそろ帰るぞ。』 『颯は月ちゃん送ってから帰って来い。』 俺の言葉に瑠依が続けた。 『瑠榎。瑠依。少し沙綾借りるぞ。帰りは送る。』 魁が言ってきた。 …さっきの話を聞いて動くのか。 『あぁ。あんま遅くさせんなよ。』 魁と話ながら女達の方に言った。
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3618人が本棚に入れています
本棚に追加