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『お前ら帰るぞ』 瑠榎にぃの声が聞こえた。 『月。送るよ。』 …颯が甘くなってる。 『『『はぁい』』』 皆で返事をしていたら魁に呼ばれた。 『沙綾?俺が送る。行くぞ。』 魁に呼ばれてドキドキしていたら、妃那ねぇ達がニヤニヤしていた。 魁のバイクに乗って家の近くの公園に着いた。 『沙綾。ちょっと話ししよぅか?』 魁に言われて何の話かドキドキしていた。 『俺達の事情に巻き込んで悪いな。』 『うぅん。大丈夫。』 最初は普通に話してたのにいきなり魁が真剣な目をして私を呼ぶからドキドキした。 『…沙綾。一度しか言わないからな?』 何の事か解らなくて キョトンとして 『何が?』 ギュッといきなり抱かれて… 『…好きだ…。』 …は?…魁何言った?…好き…? 『…えっ?…魁?』 …空耳?魁…私に…好きって言った? 『綾が好きだ…。』 …っ!空耳じゃない! 『…か…い?…本当…?』 ビックリしたのと嬉しいので半泣きになりながら聞いた。 『…こんな事で嘘つくかよ。』 本当なんだ…。嬉しい。嬉しすぎてつい私も 『…私も…好き…』 言ってしまった。 さっき気持ちを確認したばっかなのに…魁にも好きと言われた事が嬉しかった。 『…沙綾。俺の女になれ。』 『うん!。』 嬉しくて泣きながら返事をした。
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