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魁に告白されて嬉しすぎてしばらく泣いていた。 『沙綾。もう泣くな。』 『…グス…う…ん』 返事をしたけど、嬉し涙は簡単には止まらなかった。 『沙綾?』 魁に顎を捕まれクイッと上を向かされた。 『もう泣くな。沙綾は笑ってた方が可愛い。』 チュッ …えっ!私…キスされた!? ビックリして涙が止まった。 『か…魁?』 キスされた事を理解したら顔が赤くなって行くのが解った。 『ふっ。涙止まったな?』 …ビックリして止まりましたが… 『顔赤い。沙綾は可愛いな。』 また魁の顔が近づいてきた。 私は自然と目を閉じていた。 チュッ…チュク… 軽いキスから深いのに変わっていた。 『…ん…チュク…か…い…』 …初めてで…苦しくなって魁の名前を呼んだけど、自分の声じゃないみたいなのが聞こえてきた。 しばらくして チュッっと音がして魁の唇が離れた。 『…ハァ…ハァ…』 私は初めてのキスで苦しくて、一生懸命息を整えていた。 『…クス。沙綾?顔真っ赤。』 魁は平然としていた。 『~~っ!だって魁が…』 悔しくて反論しようとしたら 『俺が何?キス嫌だった?』 ~くっ。嫌じゃないけど…嬉しかったけど… 『魁のイジワル!』 『沙綾だけにな。さっ。送るよ。遅くなると、瑠榎に怒られるからな。』 チュッ また涼しい顔してキスした。 魁に手を引かれてバイクまで戻った。 バイクに跨がり帰ろとしていたら私の携帯がなった。
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