宝龍

①

『『やったぁ』』

二人は同じクラスになっていた。

『良かったぁ。一緒だぁ』

二人で体育館のクラスの列にならんだ。

「～～～であるからして…」

…校長…話し長いよ…。

右隣を見れば、みぃは寝てるし…

「新入生の皆さんは教室に移動して下さい」

『やっと…終った…。
みぃ。起きて。教室行くよ～。』

『ん…さくやぁ…？』

みぃが寝ぼけてる！

『みぃ～。綾だよ。入学式終ったから教室行くよ！。』

『やっと終ったんだ。』

良かったぁ～。起きた。

『教室行こう。』

みぃと教室に移動した。

私たちはＡ組。

席に座りみぃと話してると「席つけ～。」

担任が入ってきた。

ん…？
見たことあるぞ？

「あ～担任の宮原 諒だ」

あっ！お父さんの友達の諒くん！！

「じゃあ…自己紹介していけ～」

諒くん…適当…。

ぼーとしてると、みぃの番だった。

『原口 魅弥です。』って自己紹介してると

「彼氏いるの～？」

「かわいい～」
って声がした。