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リビングの扉を開けて 『ただいま』 『お邪魔します。』 魁と入って行った。 「「おぉ。あれが綾の男か?」」 皆が魁をジロジロ見てた。 「綾?お帰り。」 後ろからあきくんの声が聞こえた。 『あきくん。ただいま。』 いつも見たいにあきくんに抱き着いた。 それを見ていた朔に 『綾…。魁さんいるのに彰さんに抱き着くなよ…。』 呆れながら言われた。 『習慣だよ。ね?あきくん?』 抱き着きながら、あきくんに言った。 「クスクス。綾は可愛いな。魁。まだまだだな?」 『あれ?あきくん?魁知ってるの?』 『…親父…。沙綾を離せ。』 …魁?親父って言った? 『『『親父?魁さん彰さんの息子?』』』 朔と私とみぃで驚いた。 『あきくん?本当?』 あきくんに確認してみる。 「あぁ。うちの息子。」 「「なぁんだ。彰の息子かよ。テスト必要ねぇじゃん」」 皆まで言ってきた。 …本当にテストするつもりだったんだ…。 ポケーとあきくんに抱き着きながら考えると、グイっと引っ張られた。 『えっ!』 『沙綾?いつまで親父に抱き着いてんの?』 魁に引っ張られ気がついたら魁の腕の 中でギュッとされていた。 『か…魁。…恥ずかしいよ…。』 皆の前で抱きしめられたのが恥ずかしくて魁に言ったのに、魁は涼しい顔して 『いつまでも親父に抱き着いてる沙綾が悪い。大人しくしないとここでキスするぞ』 …なっ! 最後の…耳元で言わないで! ここでキスされるのは、抱かれてるのより恥ずかしいから、大人しくするしかなかった。
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