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瑠依Side
綾と魁が帰って来て拷問も終わった。
疲れてた俺は紅葉を連れて部屋に来た。
…瑠榎も疲れてたから今頃妃那に癒して貰ってるんだろな。
そんな事を考えながら紅葉に抱き着いた。
『瑠依?疲れたの?』
『あぁ。疲れた…。ありゃみぃの時よりスゴかった…』
『あぁ。綾もみぃも可愛い妹だしね。でも魁の為でもあったんでしょ?』
『紅葉?良く解ったな?』
『瑠依の事なら解るよ?魁も弟みたいな感じでしょ?』
クスクス笑いながら紅葉が言った。
…良く解ったな。俺も瑠榎もチームでは魁の下についているが、実際は弟の様に思っている。
俺が考えてると紅葉が
『魁。今まで彼女いなかったもんね。遊びは多かったけど。カッコイイのに勿体なかったけど、綾とならお似合いね?』
抱きしめたままの紅葉が言った。
…こいつ…。今魁の事カッコイイって言った?確かに魁は男の俺から見てもカッコイイが…紅葉が他の男をカッコイイとか言うなんて…ゆるさねぇ…。
『…紅葉?誰がカッコイイって?』
紅葉の顎を持ち聞いた。
『へっ?魁だよ?』
…こいつ…解ってねぇ…。
『魁が?俺より?』
『えっ!ちっ違うよ!私の中では瑠依が1番カッコイイよ!!…ほ…ほら…世間一般ではと言うか…』
慌てて弁解する紅葉。
…もぅ…おせぇ…。
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