6/11

3618人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
朔矢Side 下で響さんに魅弥を帰さない事も言ったし、明日は休みだからゆっくり出来るな。 そんな事を考えながら部屋に戻った。 『朔矢!綾と魁さん上手くいったみたいね?』 魅弥がベッドに座りながら言ってきた。 『あぁ。綾は可愛いからな。魁さんが惚れるのも無理ないな。』 魅弥の隣に座り話した。 『でも…皆私の時より拷問…凄かったね?』 クスクス笑いながら楽しそうにしている魅弥。 『だから…魅弥の相手は俺だから許されたの。じゃなきゃ同じ様になってるぞ?』 『そっかぁ。妃那ねぇと紅葉ねぇにも驚いたな?レディースには見えないもんね?』 …確かに普段の二人からは解らないな。チームにいるときはそれなりの雰囲気があるからな。 『そうだな。チームにいるときは違うぞ?あの二人は怒らせたら怖いからな?』 『そっかぁ。見てみたいな?』 『見れるよ。これからはずっと一緒にいるからね。』 …話してると今日の事を思い出したのか少し震えていた。 『あ…。そっか…。私たち狙われてるんだっけ…。』 ギュッときつく魅弥を抱きしめた。 『魅弥?絶対護るから怖がらなくてイイ。』 『…うん。…今日ね怖かったの。魁さんと朔矢達がもう少し遅かったら綾が…』 泣きながら魅弥が言った。 …自分も怖かったはずなのに、綾の心配をしている。
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3618人が本棚に入れています
本棚に追加