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朔矢Side
下で響さんに魅弥を帰さない事も言ったし、明日は休みだからゆっくり出来るな。
そんな事を考えながら部屋に戻った。
『朔矢!綾と魁さん上手くいったみたいね?』
魅弥がベッドに座りながら言ってきた。
『あぁ。綾は可愛いからな。魁さんが惚れるのも無理ないな。』
魅弥の隣に座り話した。
『でも…皆私の時より拷問…凄かったね?』
クスクス笑いながら楽しそうにしている魅弥。
『だから…魅弥の相手は俺だから許されたの。じゃなきゃ同じ様になってるぞ?』
『そっかぁ。妃那ねぇと紅葉ねぇにも驚いたな?レディースには見えないもんね?』
…確かに普段の二人からは解らないな。チームにいるときはそれなりの雰囲気があるからな。
『そうだな。チームにいるときは違うぞ?あの二人は怒らせたら怖いからな?』
『そっかぁ。見てみたいな?』
『見れるよ。これからはずっと一緒にいるからね。』
…話してると今日の事を思い出したのか少し震えていた。
『あ…。そっか…。私たち狙われてるんだっけ…。』
ギュッときつく魅弥を抱きしめた。
『魅弥?絶対護るから怖がらなくてイイ。』
『…うん。…今日ね怖かったの。魁さんと朔矢達がもう少し遅かったら綾が…』
泣きながら魅弥が言った。
…自分も怖かったはずなのに、綾の心配をしている。
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