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『月?また“くん”ついてる。月は彼女なんだから呼び捨てにしないと怒るよ?』
『えっ…うん。』
照れながら、返事をする月。
『今度“くん”つけたら、罰あたえるよ?』
『えっ?さ…颯矢くん?罰って…?』
言ってるそばから“くん”ついてるし…。
月を抱き寄せて、チュッとキスをした。
『くん付けたらキス。ちなみにどこでもするからね?』
『えっ?』
いきなりのキスに真っ赤になる月。
…もっとイジメたい…。
『月?俺の事好きか?』
イジメたくてイジワルな質問をする。
『…うん。』
『ちゃんと誰が好きなのか言わないと解らないよ?』
クスクス笑いながら月をイジメる。
『~~っ。…颯矢…くんが…好き…。』
テンパり過ぎて“くん”ついてるのに気がつかない月。
真っ赤顔で必死に言っていた。
『クスクス。月?また“くん”つけたね?そんなに俺とキスしたい?』
『えっ!や…ちが…』
『あれ?違うの?キスされたくてわざと“くん”つけてんじゃないの?』
『~っ!…ち…違うもん!!』
真っ赤な顔で言っても説得力ないのに…。
『違うの?月は俺にキスされたくない?』
さらにイジワルな質問をする。
『~~っ!…颯…矢…の…イジワル…』
涙目になりながら睨んでくる。
睨んできても怖くない月に深いキスをする。
…チュク…チュク…
『……ン……』
『クスクス。俺が月とキスしたいんだよ。だからイジワルするの。』
真っ赤顔で息を整えてる月に言う。
『…颯矢…。…大好き…。』
いきなりの月の言葉にドキッっとし
『知ってる。俺の方が好きだから。』
言いながら唇を合わせた…。
颯矢Side End
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