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魁はイジワルで一回唇を離してくれたけど、またすぐ唇を塞がれた。
……ん。…さっきより…激しい…。
皆に見られるかもって緊張感もあったけど、好きな気持ちの方が大きいくて魁の服をギュッと握った。
…チュク……チュッ……チュク……
魁のキスに必死に堪えてるけど…もう無理…。
『……ン…。も……。』
チュッ と音がして魁が唇を離してくれた。
魁に捕まり乱れた息を整える。
『…ハア…ハア…ハア…』
『クスクス。沙綾?可愛いな。顔真っ赤になってるぞ。』
『…ハア…ハア…魁…のせいでしょ…』
『俺のせいじゃない。沙綾が可愛いのがいけないんだ。』
…私…かわいくないし…。
『沙綾は俺とキスしたくなかったのか?』
耳元で囁かれたからドキドキしながら
『なっ!…ち…ちが…』
慌てて返事をしようとしたら首筋がチクっとした。
『~っ!か…魁?何したの?』
『ん?俺のって印付けただけ。そろそろ行くな?明日来る前に連絡するから…。』
『うん。待ってる。気をつけて帰ってね?』
『あぁ。沙綾も早く寝ろよ?』
チュッ
最後に触れるだけのキスをして魁は帰っていった。
魁が帰った後もしばらくボ~としていたら、颯が帰ってきた。
『あれ?綾?何してんだ?』
『颯!お帰り。魁を見送ってたの』
『魁さん来てたんだ。って事は皆にばれたんだ?』
『うん。しかも…魁。あきくんの息子だった。』
『は?魁さんが彰さんの息子?』
『まぁ詳しくは中で話すよ。中入ろ?』
『あぁ。』
颯と二人で家に入った。
沙綾Side End
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