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『『『着いたぁ』』』 颯と合流した瑠榎達も遊園地に来ていた。 『どうする?皆で回るか?』 瑠榎が聞いた。 『俺達別に行く。月?デートしよ?じゃぁな』 颯は月ちゃんを連れて行った。 『『『綾の様子見てから別行動!!』』』 他の三人は綾が気になるらしい…。 『じゃ…回りながら綾探すか…。』 瑠依の言葉に皆が動き出した。 『綾なら絶叫マシーン近くにいるはずだな。』  朔矢の言葉で絶叫マシーンの近くに移動した。 『おっ!魁見っけ!』 絶叫マシーンのトイレの近くに魁が一人でタバコを吸っていた。 『近くに隠れるぞ。』 乗り気じゃなかった瑠依が楽しそうにしていた。 …こいつら面白がってる…。 少し呆れながらも着いていく瑠榎だった。 たくさん絶叫マシーンに乗って私はトイレに来ていた。 「外にいた人カッコ良かったね」 「うん。一人なのかな?出てまだいたら声かけて見る?」 「そうしよ!早く出なきゃ。」 女の子達が話しているのが聞こえた。 …カッコイイ人? 少し不安になり急いでトイレを出た。 喫煙コーナーに女の子達が集まってる。 近くに寄って見るとやっぱり魁だった。 …魁。迷惑そぅ…。 でも綺麗なお姉さん達が魁の回りにいて近寄れない。 …魁…あの人達に着いて行っちゃわないよね…。 少し泣きそうになりながら見ていると魁が気が付いてくれた。 タバコを消してスタスタと私の方に歩いてきた。
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