3619人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
遊園地に行った日から二週間。
敵に狙われる事なく、平和?な日が続いていた。
『…まただ…。』
はぁっと溜息を着いた。
ここ一週間ぐらいずっと変な紙が机に入っている。
内容は“御堂さんに近寄るな”とか“宝龍から離れろ”“瑠榎さんに近寄るな”とかだったりする。
今の所、こんな紙がる入っているだけだから害はないんだけど
…瑠榎にぃは家族だし、魁は彼氏なのにな。
考えてる時にみぃに呼ばれた。
『綾?次移動教室だよ?行くよ~』
紙を机の中で握り潰し
『今行く~』
返事をして三人で移動をするため歩きだした。
階段を降りている時、女の声と同時にポンと背中を押された。
えっ!
フワッと浮いて下にゆっくり落ちた。
『綾!!』
『キャア!綾ちゃん!!!』
ドンと鈍い音が聞こえた…。
『…いったぁ…』
とっさに受け身を取ったから腕を強く打ったぐらいですんだ。
『綾!大丈夫?どうしたの?』
『綾ちゃん!大丈夫?』
少し先に行っていた月ちゃんとみぃが戻ってきた。
…心配かけちゃダメだ。
『アハハ。踏み外したみたい。』
『もぅ…大丈夫?』
『うん!ほら。早く行こ。』
最初のコメントを投稿しよう!