2/21

3619人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
遊園地に行った日から二週間。 敵に狙われる事なく、平和?な日が続いていた。 『…まただ…。』 はぁっと溜息を着いた。 ここ一週間ぐらいずっと変な紙が机に入っている。 内容は“御堂さんに近寄るな”とか“宝龍から離れろ”“瑠榎さんに近寄るな”とかだったりする。 今の所、こんな紙がる入っているだけだから害はないんだけど …瑠榎にぃは家族だし、魁は彼氏なのにな。 考えてる時にみぃに呼ばれた。 『綾?次移動教室だよ?行くよ~』 紙を机の中で握り潰し 『今行く~』 返事をして三人で移動をするため歩きだした。 階段を降りている時、女の声と同時にポンと背中を押された。 えっ! フワッと浮いて下にゆっくり落ちた。 『綾!!』 『キャア!綾ちゃん!!!』 ドンと鈍い音が聞こえた…。 『…いったぁ…』 とっさに受け身を取ったから腕を強く打ったぐらいですんだ。 『綾!大丈夫?どうしたの?』 『綾ちゃん!大丈夫?』 少し先に行っていた月ちゃんとみぃが戻ってきた。 …心配かけちゃダメだ。 『アハハ。踏み外したみたい。』 『もぅ…大丈夫?』 『うん!ほら。早く行こ。』
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3619人が本棚に入れています
本棚に追加