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立ち上がろうかしたら、腕に激痛が走った。
…いったぁ!!
そりゃ、階段の真ん中ぐらいから押されたらいくら受け身をとっても痛めるか。
『~~~っ!!!』
痛みを我慢してるとみぃが
『綾!保健室行くよ!!』
『えっ?みぃ?大丈夫だよ?』
みぃ達に心配かけないように大丈夫って言ったのに、いきなり打ち付けた左手を捕まれた。
『っ~~!!』
『ほらみなさい。痛めてるんでしょ?私に隠せると思ってるの?行くわよ!!!月は蓮さんに連絡して魁さんに知らせて!』
『まっ待って!!魁には言わないで!!』
『綾ちゃん?なんでダメなの?じゃあ魁さん呼ばないから、綾ちゃんが最近何か隠してる事教えて?』
『えっ?何も…隠してないよ?』
『綾?バレテないと思ってるの?』
『綾ちゃんが教えてくれないなら、お兄ちゃんに連絡する!』
…魁にはバレちゃダメだ…。仕方ない…。
『わかった。話すから魁には言わないで。』
『『よし。次の授業はサボろ。じっくり聞かせて貰うから。』』
二人が少し怒ってて怖いから素直に
『はぃ…。』
返事をした。
『その前に保健室ね』
『手当しないとね。』
二人が心配そうに言うから謝った。
『二人とも。心配かけてゴメンね?』
『『話してくれるならイイよ』』
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