宝龍

①

ガチャ

『ただいまぁ』

「「おかえりぃ」」

あれ？私たちの入学祝いだよね？
もぅ始めてる…。

「綾。おかえり。早く着替えて混ざれ。」

ぼーと見てたら彰くんが出てきた。

彰くんも（あきら）お父さんの友達。

『あきくん！ただいまぁ！』

「おっと」

私はあきくんにギュッって抱き着いた。

小さい頃から私はあきくんが大好き。

『ただいま』

『お邪魔しまぁす。』

朔矢とみぃが帰ってきた。

『綾はまた彰さんに抱き着いてんのかよ。』

『綾は彰さん大好きだもんね。』

『うん！朔はみぃ迎えに行ってたんだ。』

『暗くなってきたのに、一人で来させるかよ。』

『そっかぁ』

『朔矢！ありがとう！』

みぃって愛されてるなぁ…って考えてたら

「朔矢、みぃおかえり。相変わらず仲いいな」

あきくんが二人に言っていた。

『『彰さん。こんにちは。』』

「綾。着替えてこい。」

あきくんに言われたから

『はぁい』

返事をして２階に上がって行った。